INTERVIEW

SPC DREAM TEAM「World One」Director ロングインタビュー SPC DREAM TEAM「World One」Director ロングインタビュー
「World One」 Director 小野寺 亮

SPC DREAM TEAM「World One」Director ロングインタビュー

-普通のヘアショーにはない、World Oneの魅力を教えてください。

 

 

僕はSPCを中心にセミナー講師をやらせて頂いてるのですが、フォトとかクリエイティブとか、コンテストとか、サロンワークとか、いろんな美容師さんとお会いする機会がたくさんあって。その時にいろんなスタッフとコミュニケーションをとっていると、それぞれに夢があるんですよね。だけど現実問題その地域にはヘアショーとかやれる場所がまだなかったり、やるっていっても単独だけになっちゃったりとか、なかなか個人だけの力では難しい方たちもいっぱいで、かたや僕はネオリーブっていう素晴らしい環境で機会がたくさんあって。
SPCであるからこそのサロンブランドの垣根を超えた夢のあるドリームチームみたいなのを作っていけたらと思って、各社の垣根を超えて個々の魅力をより最大限に活かせるヘアショーがWorld Oneの魅力になるんじゃないかなぁと思っています。

 

 

-皆さんそれぞれのお店で普段の営業、サロンワークがある中、ヘアショーっていうものをどのようにお考えなのでしょうか?

 

 

メンバーにも改めて伝えているのですが、ヘアショーとサロンワークって別次元のものではなくて、ギアが違うだけっていうか、1速なのか、2速なのか、3速なのかっていうぐらいの違いであると思っています。
ヘアショーだけやっているとサロンワークの大事さを失っちゃうし、でもサロンワークだけやっていても刺激が欲しくなってしまったりするのでよくご飯とかで例えたりするんですけど、サロンワークが米、主食で、撮影とかコンテストとかがおかずみたいなもので、ヘアショーっていうのはデザートみたいな感じで捉えていて。デザートばっかり食べているとやっぱり飽きちゃうし、主食になるサロンワークがないとやっぱりデザートの意味もいきてこないので、ちゃんとサロンワークの延長にヘアショーがあって。
ずっと言ってるのは、ステージたった5分とか10分の世界に掛けて、何ヶ月もやるドキドキとか、でもそこで表現出来ることって普段お客さんにやっていることしかやっぱり出来ないので、本当の自分たちの1番の最高のステージってサロンなんだと思うんですね。ここでヘアショーのように毎日自分たちが演じているというか、お客様を通しての舞台を僕らはやっているので、改めてサロンワークの魅力をぎゅっと凝縮したものがヘアショーかなぁと思っていますね。その一瞬にかけて、みんな寝なかったり休みも全部使ったり。終わった後感動して泣けるってなかなかないですもんね。青春ですよねほんとに。

 

 

 

-どのようなにテーマを決めたりだとか、どういう切り口でショーを作っていくのか、小野寺さん流のアプローチを教えてください。

 

 

僕がセミナーで全国の美容師さんと触れ合う中で、今このSPCにWorld Oneとして表現することって何が大事かなっていうのを、俯瞰的にも見ながら、他とは変えがきかない唯一無二なものをあえて表現しようと思って。そこに時代性だったりとかトレンドであったりとかを表現していて、今おもしろいことにWorld Oneの衣装とかパターンの使い方をまねされる美容師さんも結構いて、そういうのでも全然いいのかなって思うんですよね。
見本になって、なんか今度はこういうのが流行ってくるのかなとか、こういうのかっけーなーみたいな、真似したいなーみたいな、そういう最先端の一つになっていったら本当にありがたいし。
そういうところを意識して、毎年違うもの、アイディア、旬なものも入れながらベースになる大事な部分は、整え調整しながらやってたりしますかね。

 

 

 

-小野寺さんのそういう思考の原点って何なのでしょうか?

 

 

ネオリーブに入社して、23歳で店長になった時に、13人ぐらいいたスタッフが5人ぐらいまでに減ってしまったんですよね、みんなバタバタ辞めていって。僕も最年少で店長になったので何か見せたいっていうのはあって、売り上げとか数字ばっかり追っていたんですよね。
その時にどんどん人がやめて、じゃあ残った人たちに変な話なんで残ってくれたのって聞いたら、夢があるからと言うんですね。じゃあ夢ってなんなの?って聞くと、撮影したい、雑誌に載りたいとか、コンテストで優勝してみたいとか、ヘアショーやってみたいとか、僕にはなかった夢があったんですよね。
そう思った時に、残ってくれたこの人たちのために、誇れる店長になってみたいと初めて思ったんですよね。
そこから自分ができなきゃ教えれないよなぁと思って、持ったこともないカメラ持って、撮りはじめてみたり、でもフィルムの時代だったのでフィルムの入れ方も逆だったりだとか(笑)。
そんな中で、できないなりにやってたらたまたま撮った作品が賞を獲って、自分センスあるかもって勘違いして(笑)。
そんなところからはじめたら、夢を持ってた子たちがどんどん自分たちも挑戦するようになってくれて、それとともに仲間も増えて売り上げも上がっていって、なんかそうだよな…この人たちは夢を持って入ってきていて、僕のためにいるわけじゃないし…って思って、そこから、クリエイティブなものが好きな人もいれば、タレントのヘアメイクが好きな人もいて、雑誌に出たいっていう人もいて、とりあえずその夢全部を自分が叶えられるようにトライしようと思ったので、そういうことが原点かもしれないですね。

 

-まだ撮影っていうのが当たり前でなかった時代に、どのように切り開いていったんですか?

 

 

今みたいにSNSとかなかったし、今はこうやってフォトセミナーとか勉強会みたいなのとか雑誌もいっぱいありますけど、当時は全くなかったのでとにかく、やみくもにやって失敗繰り返して。会社にも土壌がなかったので、カメラマンさんと呼ばれる人たちに片っ端から自分でオファーを出して、撮ってもらってその度にライティングとかメモったり、こうやってやるにはこうやればいいんだな…とか、そういうことを繰り返していましたね。
当時何かで優勝したら、優勝賞金をそれにつぎ込んでいたので…(笑) カメラマンさんも安くなかったですからね…。
とにかくお店を盛り上げたいなとか、人気にしたいなと思った時に、当時のカリスマサロンはすごく盛り上がっていたので、時間があれば頻繁に見に行ってたんですよ、外から変なやつだったと思うんですけど、朝も昼も夜も。見てるとだいたい朝と夜は撮影しているんですよね。
もちろん雑誌の撮影とか、当時いっぱいあったんでしょうけど、それがめっちゃかっこよく見えて、ならうちもやりたいなと思って。繁盛店とか人気店と言われるサロンのほとんどが撮影っていうのをやってるし、これやらなかったら損じゃないかなと思って、でも頼めないし、業界誌からも一般誌からもオファーくるわけじゃないじゃないですか。
じゃあなんか自分たちで覚えちゃえみたいなのがきっかけかもしれないですね。

 

 

 

-今の立ち位置や評価を受けるようになったのは、振り返ってみたときにどのような道筋があったのでしょうか?

 

 

お話したようなことにトライし続けてきたっていうのと、あとは、まだ僕がいろんなところに行かせてもらうようになる前は、自社が評価だけされるサロンなのか、評価する側のサロンなのかっていうときに、後者のサロンにいきたいって言って辞めていくスタッフもいっぱいいたんですよね。正直。
なので、そういう時に悔しいなと思って、SPCって色んな頑張っている美容師さんがいるのに、きっかけやタイミングが合ってないだけで、日の目を見ていない美容師さんっていっぱいいるんですよ。
そういう時にまず僕が、そっち側に立っていかないと次、次、次っていう子たちの道筋を作りにくいんじゃないかなと思って、会長や社長、SPCのオーナーさんたちに色んなところで表現させてもらいましたし、SPC内だけじゃなくさらに一般や業界って言われるところに自分の名が届いていかないと、やっぱりそういうところに行けないなと思って、片っ端からコンテストとかにも挑戦しました。今ではありがたいことにJHAもニューカマーの方にノミネートしていて、僕がやっていったら自分でも出来るんじゃないかとか、地方からでもそういう可能性があるんじゃないかっていう姿を見せれるだろうなと思って姿います。
スタコレで総合優勝した人たちのネクストステージとしてもワールドワンがあっていいと思いますし、逆にSPCオリジナルスタッフが審査員とかどんどんやっていった方が僕はいいと思うんですよね。
今は色んな問題があると思うので、外からの審査員がほとんどになってる場合が多いですけど、そこにSPCオリジナルのスタッフが育って審査するっていう光景がどんどん増えていった方が、僕はもっと活性化するような気がして、なんかそういうところを道筋作りたいなっていうのはありますよね。
今回は難しかったですけど、中国とか韓国とか台湾とか、そういうエリアから一緒にステージを作ることができるというのもやっぱりSPCらしさだなって思うし、そういう展開を幅広くもっと考えているので、全国を回っていても、色んなジャンルの色んなプロフェッショナルな子が色々いるので、スタイリストだったり固定概念で決めず色んな人たちが混ざっていけたら、色んなことが可能になっていけるんじゃないかなって思いますけどね。 それこそアイリストとかネイリストとかレセプションとかね。
そういうのっていろいろな事情があってなかなか難しいんですよね。SPCのような一緒になれるっていう強さって他の団体にないような気がするんですよね。
それを「World One」って特に色があるので、そうゆうことをもっとやっていけてもいいのかなと思っています。

 

 

 

小野寺 亮
小野寺 亮
Neolive

Neoliveグループ クリエーティブディレクター Neolive Luca 代表取締役 横山義幸氏、かやき氏を師匠にもち、全国、海外に年間150本以上のセミナー活動や撮影、ショー、コレクション、広告等のヘアーメイク、カメラワークを手がける。 コンテストにおいても、数多くの優勝、入賞経験あり